最近はMVNOサービスを利用した格安スマホがすっかり浸透して、SIMフリーの端末が多く出回るようになりました。特に新機種の場合、NFCを搭載しているので非接触通信のサービスがいろいろと利用できるのではないかと勘違いしてしまいがちですが、日本のNFCはFelicaという独自の企画なので残念ながらSIMフリー端末に搭載されたNFCでは電子マネーサービス等は利用できません。
Androidスマホを「おサイフケータイ」として活用したいと思ったら、次の2つの方法から選ぶ必要があります。
Felica内蔵の白ロム端末を使う
白ロム端末というのは契約情報が記録されていない真っ新な状態の携帯やスマートフォンのこと。ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア用に製造されたスマートフォンが市場に出回ったものを、買い取りのかたちで入手し、自分でSIMを挿して使うことになります。
MVNOサービスは一部を除いてドコモの回線を使っていますので、格安SIMカードを挿して使える白ロム端末は、原則としてドコモ用のものになります。
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ドコモの白ロム端末で”おサイフケータイ”機能付きのものは数多く出回っているので、楽天市場やamazon等で探してもいいし、ムスビー等の白ロム専門店などで購入してもいいと思います。
ただし、いくら”おサイフケータイ機能”付きのスマホと言っても、格安SIMでは利用できない電子マネーサービスもあります。それが「iD」です。iDの登録にはspモード契約が必須であるため、spモード契約のないMVNOサービス上では利用できません。どうしてもiDが使いたいという人は、ドコモの正規契約でおサイフケータイを使うようにするしかありません。
Felica内蔵のSIMフリー端末を使う
これまで、海外製が主であるSIMフリーのスマホでは、NFC機能を持つ機種はあっても、Felicaを使える機種はありませんでした。しかし、SONYが4月20日から売り出す「Xperia J1 Compact」は、SIMフリーのスマホとしては初めて、Felica機能を内蔵しており、注目されています。
→So-net PLAY SIM 対応スマートフォン Xperia™ J1 Compact(製品情報サイト)
日本ではFelica方式が浸透しているので、今後もFelica内蔵のSIMフリー端末が順次販売される可能性もあります。