iPhoneアイフォンをおサイフケータイとして使う方法 ~現状と今後~

《朗報》iPhone7がFeliCa搭載で初の”おサイフケータイ”化!!



※2016年9月発売のiPhone7がFeliCa搭載になったため、以下の記事はiPhone6以前の機種に当てはまる内容となります。


emoniphone1おサイフケータイ対応のAndroidアンドロイドスマホと違い、iPhoneアイフォンにはFelicaに対応するための機能が内蔵されていないので、楽天EdyやドコモのiD、SuicaなどのICチップを読み取ることができません。iPhone6/6Plusから念願のNFCが搭載されましたが、世界標準規格であるNFCは、日本ではほとんど使い道がないのです。

一時はSuicaのカードを溶剤で溶かして中身の基盤だけをiPhoneアイフォンのカバーに貼り付ける、といった裏ワザが流行したりしましたが、未だiPhoneが正式にSuicaやEdyなどの電子マネーに対応する動きはありません。FelicaがSONY発で日本独自のNFCだから、これは致し方ないことかと・・・。


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唯一の選択肢「おサイフケータイ ジャケット01」

おサイフケータイとして使うことのできないiPhoneアイフォンを、それに近いかたちで使うためのガジェットは、今のところ1つしかありません。それがドコモから2014年10月に発売された「おサイフケータイ ジャケット01」と「ジャケット01対応iPhone用ジャケット」の組み合わせです。

→「おサイフケータイジャケット」製品情報ページ(パナソニック)

「おサイフケータイ ジャケット01」はiPhoneアイフォンを「おサイフケータイ」化するための電子デバイス。iPhoneアイフォン本体とBluetooth経由で通信できるため、対応する電子マネーサービスのチャージや残高照会がiPhoneアイフォンから出来るようになります。1回のフル充電で、約2.5ヶ月の連続利用が可能だとか。

「おサイフケータイ ジャケット01」が対応しているiPhoneの機種

・iPhone 6s
・iPhone 6s Plus

・iPhone 6
・iPhone 6 Plus
・iPhone 5s
・iPhone 5c
・iPad Air 2
・iPad Air
・iPad mini 3
・iPad mini 2

この「おサイフケータイ ジャケット01」をiPhoneアイフォンと一体化するための専用ケースが「ジャケット01対応iPhoneアイフォン用ジャケット」で、iPhone5S用とiPhone6用が販売されています。

→「おサイフケータイ ジャケット01」Panasonic公式サイト

「おサイフケータイ ジャケット01」で利用できる電子マネーサービス

・iD
・QUICPay
・ANAスキップサービス
・ヨドバシカメラゴールドポイント
・楽天Edy(2015年10月~)

ただしiDの利用については、iD自体がもともとドコモのサービスであるため、「おサイフケータイ ジャケット01」で利用するためにはSPモードの契約が必須です。つまり、SIMフリーのiPhoneアイフォンや白ロムのiPhoneアイフォンに格安SIMを挿して使っているMVNOユーザーは利用できないということ。この点は注意が必要ですね。

公式サイトでは今後EdyとローソンモバイルPontaに対応する予定とのこと。Suica等へのこれからのサポート拡大に期待しましょう。

追記:
公式サイトによると、楽天Edyは2015年9月1日から対応開始とのことです。
追記:
楽天Edyは2015年10月26日から対応が開始されました。

→iPhone+おサイフケータイジャケットで始める楽天Edy(公式サイト)

残高や利用履歴の照会だけならPaSoRiも

SONYは2013年にiPhoneアイフォン向けの非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi(パソリ) 「RC-S390」を発売してます。Bluetooth接続なのでとても便利なのですが、オンライン上でEdyチャージが可能になる以外に、あまり発展性がありません。

Suica、nanaco、WAONに関しては、できることが残高や利用履歴の照会だけなので、かなり残念感がありますが、Edyのヘビーユーザーにとっては、チャージができるようになるだけでも購入の価値はあると思います。

→iPhone / iPadで電子マネーの残高・利用履歴を確認できる
非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi®(パソリ) 「RC-S390」を発売

期待されるFeliCaチップ内蔵のmicroSDカード

今後期待される製品としては、米Sonyが2014年2月に発表した「FeliCaチップ内蔵のmicroSDカード」です。未だ正式な製品発表がないまま焦らされている状態ですが、これが製品化されるとNFCおよびFelicaに対応していない既存端のスマホでもmicroSDカード版のFeliCaカードを挿すことによっておサイフケータイ化が可能になるという話です。

microSDカードスロットを持っていないiPhoneの場合は、microSDカードを挿入可能なジャケットが用意されるということでした。今後の発表が待たれます。

→FeliCaをマイクロSDカードに搭載した製品が登場、非FeliCa端末向け

「HCE-F」はiPhoneアイフォンとFelicaの架け橋となるか

近年注目されているのは「HCE-F」という技術。この技術を使うことで、Ferica非対応のスマホでもFelicaが読み書きできるようになるとか。もともと「HCE」技術とは、Googleが2013年末にAndroid 4.4(KitKat)の新機能として発表したもので、従来のNFCと違ってハードウェア側に依存することなくクラウド経由でセキュアな情報をやりとりする技術。「HCE-F」はSONYが「HCE」技術とFelicaの融合を図って打ち出した新しい方法です。

SONY側は、2020年に開催される東京オリンピックに「FeliCaは使えないけれどNFCに対応した海外製スマートフォン」を持った外国人客が大勢来日することを考えて、FeliCa通信をHCEで処理する「HCE-F」を考え出したそうです。

すぐに実用化されることはないにしても、iPhoneアイフォンにFelicaが搭載されるよりも格段に現実的なプランだと考えられています。外国人だけでなく日本人にもメリットのある技術ですね。

→FeliCa非搭載の海外スマホでもおサイフが利用できる『HCE-F』とは?

iPhoneアイフォンの”完全おサイフケータイ化”には、規格や技術、それにセキュリティの問題など、まだまだ困難な道のりが続いているようです。でもさまざまな方面から少しづつ歩み寄りが見られるようになってきましたので、いずれは今までと違った方法で実現される日が来ることは間違いないと思います。

ちなみに、全てのiPhoneを楽天Edyに対応させる手っ取り早い方法は、Edyストラップを使うこと。これに勝るものはありません。

→楽天Edyチャージ用のおすすめクレカはこれ!


追記:
8月31日にクラウドファウンディングが開始されたSONYのFelica内蔵バンド付きの腕時計「wena wrist」。おサイフケータイ機能をバンド部に搭載したシチズン製の腕時計ですが、注目度は抜群で、目標額の1000万円に即達成し、現在は6000万円を超えている模様。2016年3月には予定通り出荷が開始されると思われます。

iPhoneアイフォンとの連携もバッチリで、「おサイフリンク」アプリによる連携はもちろんのこと、電話・メールの着信やSNSの更新を光や振動で知らせる「通知機能」や、歩数や消費カロリーなどを記録できる「ログ機能」も搭載されるそうです。iPhoneアイフォンとの一体化以外の方法では、「Apple Watch」的な解決策を見出したSONY。これはこれでかなりナイスかと・・・。欲しい・・・。


→Felica内蔵バンド付き腕時計wena wristプロジェクト(First Flight)

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