iD(アイディ)はNTTドコモがシステムを運営しているポストペイ(後払い)式の電子マネーです。
ポストペイ式の電子マネーの場合、クレジットカード会社などと契約した上での利用が原則です。
クレジットカードと併せて利用
iDを利用するには、次の2通りの方法があります。
・iD搭載のクレジットカードから利用する
NTTドコモとSPモード契約をしているおサイフケータイ機能付のスマートフォンを持っている人は、iDアプリとiD対応のクレジットカードがあればiDを利用することができます。
ドコモとSP契約を結んでいない人(ドコモ会員ではない人)がiDを利用しようとする場合、スマートフォンからiDを利用することはできませんが、クレジットカード会社が発行しているiD専用カードや、iD機能を搭載したクレジットカードを利用することができます。
iD対応のクレジットカードには次のようなものがあります。
・三井住友カード
・イオン銀行カード
・セゾンカード(クレディセゾン)
・ユーシーカード
・Oricoカード(オリエントコーポレーション)
・ライフカード
・セディナカード
・ファミマTカードiD(ポケットカード)
・ハートワンカード(大和ハウス)
・ペルソナSTACIAカード
・VJAグループのカード
カード会社によってさまざまな特徴があります。たとえば・・・
◎NTTドコモが発行している「dカード」の場合、おサイフケータイとクレジットカード一体型を利用でき、iDの利用でdポイントが貯まる仕組みになっています。
◎ポケットカードが発行している「ファミマTカードiD」の場合、iDの利用でTポイントが貯まります。
◎三井住友のANAカードの一部には、iDと楽天Edyの両方を搭載しているものがあります。 ANA VISAカードやANA マスターカードなど、多くのカードが2014年10月から標準で「三井住友カードiD」に対応していますので、iDを別に申し込む必要がなく、とても便利です。
クレジットカードを持たずに利用
クレジットカードを作らずにiDを利用したいという場合は、「dカード mini」というサービスを利用する方法があります。
「dカード mini」は、iモードまたはspモード契約のあるドコモのおサイフケータイがあれば、クレジット会社と契約をすることなく誰でも始めることができます。
毎月の利用限度額は10,000円まで。支払いは携帯電話の利用代金と一緒に引き落とされます。
→「dカード miniは電子マネー「iD」がカンタンに使えるサービス」(公式)
iDを利用する場合には、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶようにしましょう。