iPhoneアイフォンユーザーが半ば諦めかけていたおサイフケータイ機能を、後付けながら実現してくれたNTTドコモの「おサイフケータイジャケット01」。おサイフケータイが使いたいがためにAndroidスマホを使い続けている人にとって、おサイフケータイジャケットの登場で、いよいよiPhoneアイフォンに乗り換えの時が来た!?というところ。でも、いざiPhoneアイフォンを手に入れようと思うと、これがびっくりするほど高い!
確かにちょっと前までのノートPCに匹敵するiPhoneアイフォンの様々な機能を考えると、値段の高さも納得するしかないのかもしれませんが、それにしても普段持ち歩くものの中で一番高いのがiPhoneアイフォンだというのが何とも・・・。

By: Kenny Louie
もちろん大手キャリアで契約すれば本体価格もそれほど意識する必要がなくなるのですが、そうなると今度は月額費用がバカにならない。Androidスマホと2台持ち、なんて贅沢はとても無理です。それにそもそも通信費に大金掛ける意味って・・・。
でも、そんな倹約思考のあなたにも、最近注目されている魅力的な選択肢を紹介。それは「白ロムiPhoneアイフォン」&「格安SIM」という組み合わせ方です。
目次
中古iPhoneアイフォンという選択
白ロムというのはキャリアが発行する通信用SIMカードが入っていないケータイやスマホのこと。SIMフリー機に似ていますが、白ロムは通常ドコモやauのような大手キャリアを通じて市場に出回った新古品や中古品がメインです。
ドコモの白ロムiPhoneアイフォンはドコモのSIMカードを挿せば自分のスマホとして使えます。auもSoftBankも同じです。ただ、現在のところ格安SIMはドコモ系(ほとんどのMVNO業社)とau(KDDI)系(UQmobileとmineo)しかないので、白ロムiPhoneアイフォンもこの2系に限られます。
中古のiPhoneアイフォンというものに抵抗がある人にはおススメできませんが、どうせしばらく使えば古くなるんだから最初から中古だっていいんじゃない?という人にとって、白ロムiPhoneアイフォンという選択肢は十分アリです。特に近年はゲオとかBOOK OFFなどの大手販売網が中古スマホの取り扱いに力を入れていますから、初心者にも安心です。
おサイフケータイジャケット前提で選ぶ
ひとくちにiPhoneアイフォンといっても、おサイフケータイにならなければ意味がありませんから、NTTドコモの「おサイフケータイジャケット01」対応機種から選ぶことになります。
おサイフケータイジャケットが対応しているのは、iPhone6、iPhone6 Plus、iPhone5s、iPhone5cの4機種。iOS 7.1は以上。
ただし、おサイフケータイジャケット01とiPhoneアイフォンを一体化して使うためには、「おサイフケータイジャケット01対応ケース」が必要。こちらはiPhone6用とiPhone5s用しか販売されていません。そんなわけで「iPhoneアイフォンでおサイフケータイ」という目的を達成するための選択肢は、iPhone6とiPhone5sの2択ということになります。
![]() NTTドコモ おサイフケータイジャケット 01対応 iPhone 5s用ジャケット ブラック |
白ロムiPhoneの価格帯
iPhoneアイフォンの相場はかなり変動します。iPhone6が出れば5が安くなる、というような簡単な動向にはならないのが現状です。店舗に買いに行く場合は事前にイオシスやムスビーのような白ロム通販ショップで価格帯を調べておくことをおススメします。
楽天市場やamazonでも白ロムが流通しています。個人の出品物もあるので、商品の条件をよく確認して購入するようにしましょう。
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ちなみにドコモの端末よりauの方が若干安い傾向があります。au端末の方が対応する格安SIMの種類が限られているためです。MVNOもau系の方が速度が速いという話もあるので、あえてauを選択するのも賢い方法なのかもしれません。
白ロムiPhoneアイフォンの注意事項
最後に、白ロムiPhoneアイフォンを格安SIMで利用する際の注意事項です。
利用できない電子マネーもある
ドコモの「iD」や、auの「au wallet」のように、キャリアが直接運営している電子マネーサービスは使えません。格安SIMはキャリアと直接契約しているわけではないので、プリペイド型の電子マネーサービスは原則利用できないようになっています。
au系では利用できない機能やiOSバージョンもある
UQmobileやmineoでau系のiPhoneアイフォンを利用する場合、公表ではiPhone5Cと5Sのみのサポートとなっています。しかもiOSは7.1.2で、テザリングは原則不可です。ただし、最近はユーザーが独自に調整したmineoやUQ mobile向けの構成プロファイル(ドライバーのようなもの)が無料で手に入るので、非公式ながらiOS8.4やiPhone6での通信動作が可能になっています。公式以外は自己責任の世界ではありますが・・・。
なお、ドコモ系の格安SIMの場合、iPhone6及びiOS8への対応やテザリングについてはサポート済みのものが圧倒的に多いようです。
若干ながら敷居の高いイメージがある白ロム&格安SIMの世界ですが、何事もチャレンジしないとわからない部分もあります。でも仮にiPhone5Sの白ロムを45,000円で手に入れ、おサイフケータイジャケットとケースも合計6,000円ほどで購入すれば、ハードは50,000円ちょっとでOKなんですから、これは魅力です。
月額1,000円以下のSIMを契約して使えばランニングコストの低いおサイフケータイiPhoneが完成です。高い月額料金を支払い続けるのと比べれば、ダンゼン経済的だと思いませんか?