3月14日に北陸新幹線が開業して以来、がぜん注目を集めている金沢駅。東京─金沢間が最短2時間28分という驚異的な近さになって、兼六園も近江町市場も全国区になった感がありますが、交通系ICカードの乗り入れという点では、残念ながらまだ本格導入には至っていないようです。

By: Izu navi
使えるのはモバSuica特急券
2015年5月現在で東京方面からの乗り入れに使える交通系ICカードは、JR東日本のモバイルSuica特急券(モバトク)とスーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)のみとなっています。東京から新幹線で金沢駅に到着した場合は、新幹線の改札口に新設されたモバイルSuica対応の改札口をチケットレスで利用することができます。
ちなみに、2015年5月現在のモバトクおよびスーパーモバトクのおトク度は下記の通りです。
◇モバイルSuica特急券
発 | 着 | 通常 | モバトク | おトク度 |
東
京 |
金沢 | 14,120円 | 13,380円 |
740円 |
新高岡 | 13,580円 | 12,840円 | ||
富山 | 12,730円 | 11,990円 | ||
黒部宇奈月温泉 | 11,860円 | 11,120円 | ||
糸魚川 | 11,000円 | 10,260円 | ||
上越妙高 | 9,280円 | 8,540円 | ||
飯山 | 8,630円 | 7,890円 |
◇スーパーモバイルSuica特急券
発 | 着 | 通常 | スーパー | おトク度 |
東
京 |
金沢 | 14,120円 | 12,030円 | 2,090円 |
新高岡 | 13,580円 | 11,550円 | 2,030円 | |
富山 | 12,730円 | 10,780円 | 1,950円 |
残念ながら在来線の周辺駅も含めて、今のところSuicaやICOCAに対応した駅はありません。大阪方面から見た場合、ICOCA対応駅は滋賀県の近江塩津駅まで、Suica対応駅は新潟の直江津まで。北陸地方の在来線で交通系ICカードが使えるようになるには、もう少し待たなければならないようです。
(最終的に大阪まで延伸するまで導入はない、という見方もあります。)
金沢駅構内でSuica・ICOCAが使えるところは?
在来線を含めて交通系ICカードに未対応だからといって、駅構内でSuica・ICOCAなどの電子マネーが使用できないというわけではありません。下記店舗では利用可能です。
お土産を買うのにSuicaやICOCAが使えるのはうれしいですね。
金沢駅周辺でSuica・ICOCAが使える交通機関は?
在来線は未対応でも、バス移動はSuica・ICOCAが使えます。下記のバスなら、Suica・ICOCAに対応しているので安心です。
北陸新幹線の他の駅では?
北陸新幹線の長野から金沢までの区間にある駅で、SuicaやICOCAで買い物ができるところもたくさんあります。各駅の駅ビルや売店・飲食店などでは、Suica・ICOCAが導入されています。
また、ジェイアール東日本レンタリースも導入しているので、レンタカーもSuica・ICOCAで借りることができます。
詳しくは公式サイトを確認しましょう。